12/10 年末調整と確定申告
目次
皆さんこんにちは。
年末も近づいてきたので今回は年末調整・確定申告についてご紹介します。
●年末調整って何?
所得税の過不足の調整を「年末調整」といいます。
年末調整は、会社などが給与所得者本人に代わって税金を計算し、納付を行うことです。
企業の総務担当の方から「年末調整の書類を提出してください」と言われて、
なんとなく出している。そんな人も多いのではないでしょうか。
●年末調整が必要な人ってどんな人?
一般的に年末調整は12月に行われますが、
「1年間を通じて勤務している人や年の途中で就職して年末まで勤務している人」が対象となります。
※給与収入の総額が2,000万円を超える人や、転職し前職に申告書を出している人は対象外です。
●確定申告って何?
日本の法律では、もうけがある人が自分で1年間の収入やもうけ、納める税金の金額を計算・確定し、国に申告することが定められています。
●確定申告が必要な人ってどんな人?
様々なパターンがありますが、主に
・個人事業主(お店を経営している人やフリーランス)
・会社勤めをしていて年収が2000万円以上ある人や副業をしている人
が多いです。
昨今の働き方改革により副業をされる方が増えてくる背景もあるので、押さえておきたいですね。
●年末調整と確定申告の違いは?
一言でいうと、年末調整は『勤務先』が、確定申告は『自分』が行います。
ただし、状況によっては年末調整の予定が確定申告に!なんてこともよくあるので今回はその一例をご紹介します。
・退職者は年末調整を受けられません!
12月の最後の給与をもらう前に退職して、
その年に再就職しなかった人は、
勤務先から年末調整を受けられません。
そのため、確定申告により所得税の精算をすることになります。
・年末調整のミスを確定申告で修正!
年末調整を受けた後に提出するはずだった
保険料の控除証明書等が見つかったり、
年末調整後に子どもが生まれたりして、
年末調整が正しくできないことも珍しくありません。
勤務先に年末調整の再調整をしてもらえればよいのですが、再調整も翌年の1月末までしかできないため、このような場合には確定申告をして年末調整の不備を正すことになります。
●あとがき
働く上で聞いたことはあるけれど、それって実際になんなのか?
という代表格といっても過言ではありませんよね。この機会に是非、興味を持っていただけたらと思います。