アンリミロゴ

初心者目線から始めるキャラ絵の描き方

当ブログをご覧いただきありがとうございます。

今回の内容は少し特殊な内容となりますが、ずばり学習方法のハウツーとして筆者が1か月間趣味で絵を練習した際の備忘録を書きたいと思います。


経歴と始めたきっかけ
少し筆者自身の話になりますが、経歴としては大学を情報系の専攻で卒業しそのまま3年程IT業界に勤めており、デジタル絵とはまったく無縁の状態でした。
そこからデジタル絵を始めたきっかけとしましては単純に趣味の時間が手持無沙汰気味だったのと、なにか身につけるなら絵を描けたら自己顕示欲を満たせそうぐらいの心持ちでした。


初めに描いた模写の振り返り
絵を描こうと決めたらまず初めに機材の購入が必要になります。
正直使いこなせるか分からず無用の長物になってしまうかもと考えましたが、板タブで描く場合と比較して、より直感的にペンを動かすことができる液タブの方が初心者はとっつきやすいかと思い液タブを選択しました。
そうして各種ソフトウェアをインストールし、一旦描いてみようと思い自分の好きなキャラクターを模写してみた結果が以下の画像になります。

模写

所要時間は4時間程だった記憶があります。みなさんはこの模写を見てどう思うでしょうか。
自分の中では総合的に見てかなり良かったと思っています。

理由として最初の模写には目標がありました。
具体的には「液タブに慣れる」「絵を描ききる」の2点です。
もちろんあんまり綺麗に描けていないなとは感じていましたが、一発目からうまく描けるなんて全く思っておらず、上手い下手は一旦度外視して今回の模写は上記の目標をクリアできるかどうかしか考えておらず、結果総合的にみてかなり良かったに繋がっています。


1か月後の絵の振り返りとその時の考え
急に1か月後に飛んで申し訳ないですが、じゃあ1か月でどのくらい描けるようになったのかを描くときの流れに沿って振り返ってみます。
補足ですが、この1か月大体1日3時間は描いていました。やったことといえば勉強になりそうなyoutubeの動画を見たことと模写を3枚、色付きの全身絵を1枚描いた位です。
ちなみに色付きの全身絵は色塗り初挑戦、構図を一から描くのも初挑戦という事もあり2週間根詰めて描きました。
そのぐらいの経験を踏まえて、まず今回の絵の目標設定についてです。

今回の目標は「線をめちゃくちゃ綺麗に引く」「影にメリハリをつける」「可愛いと思える顔を描く」の3つに焦点を絞りました。

1. アタリ

アタリ

この段階はキャラクターのポージングやサイズ感をざっくり決めるような所です。
うまい人の動画などを見るとここが無かったり、異常なまでに早かったりします。
経験則での部分がかなり大きいと自分は感じました。なので自分は時間をかなりかけています。
結局線画で具体的なボディバランスを調整しますが、あまりにもポージングが体の構造的に意味不明だと絵の気持ち悪さに直結するのでそのあたりは注意しています。

2. 線画

線画

今回一番神経を使って描いた所です。
この後の工程がどれだけうまくいったとしてもこの工程で絵が可愛くないと絶対に可愛くなることはないです。
一つ前の全身絵を描いた際この線画での反省点が多く、実力を伸ばすうえで一番手っ取り早そうだったので目標の一つに「線をめちゃくちゃ綺麗に引く」を設定しました。
実際線の太さや線の強弱は絵の完成時の印象を大きく左右するもので、自分がこの絵を描いている内はそこまでの理解が及んでおらずなんか線綺麗に引いたほうがいいな位の認識でしたが今になってみれば良い練習だったと感じています。
また、この段階で描いては遠目に見て体や顔のバランスが取れているかを確認することも意識していました。
正直今見返してもなんか遠近法加味しても足が小さかったり上半身が大きすぎると思っちゃいますが、その時はかなりうまくできたと思っています。
というかもうバランス修正で時間を使いすぎて流石に疲れてました。色塗りに移りたい気持ちが大きかったので妥協した部分も大きいと思います。

3. 塗り

塗り

塗りに関してですが、正直この絵の時はかなり自分でのハードルを下げています。
というのも塗りに関しては調べてもかなりの経験を積まないと難しいだろうなといった予想があったからです。
そのためこの時は見様見真似で色を置き、影を入れています。あまり綺麗じゃないなと感じても完成優先で諦める事が多かったです。
ただこの時も達成したい目標については強く意識しており、今回は「影にメリハリをつける」を設定していました。
これについても一つ前に描いた全身絵での自分なりの反省点で、影の境界線をぼやかすとリアル寄りの影になってしまい自分のキャラ絵とマッチしづらかった為です。
そのため影の境界線については多少諦めずに修正を続け、この時点での納得ができるラインまで持って行けた自信があります。

4. 仕上げ

仕上げ

仕上げについても塗りと同様であまりこだわらず完成優先で描いています。
今思えば髪にグラデーションを入れて印象を変えてみたり、いっそ全て逆光にしてみて印象を魔女っぽくしてみたり(今回描いているのは魔女のキャラクター)等色々思うところはありますが、正直その時の自分には出来ませんし自分も出来ないであろう事を理解しています。
一旦自分のモチベーションが続く限りの最大限でやってみようと思っていたのでロゴが凝れたぐらいでかなり満足しています。


1か月やってみて大事だと思ったこと
今回上記の絵を初心者の状態から描き切るまでに考えたことは他のスキル獲得にも活かせそうだと思い、一般化してまとめます。
個人的に考えるスキルの磨き方は「できる範囲で最後までやってみて振り返る」だと考えています。

今回は絵なので最後が指す物は絵の完成だと思いますが、例えばWebアプリケーションの作成等に置換してもらっても構いません。
できる範囲でやってみた結果「なんかうまくいかなかった」「ここは上手くいった」といった感想がどんどん出てきて、その一つ一つが大事なスキル習得のエッセンスです。
結局習うより慣れろのような結論に見えますが、自分が今回の経験を通して感じた事はすこし違います。
慣れる事を恐れて一度の経験に多くの感想を持ち取り組むことがスキル習得への最短経路ということです。

一個人の考え方ですが、少しでも思うところがあれば最後までやってみる、最後までやってみたものを振り返ってみてはいかがでしょうか。

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