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実際どうなの?謎が多いSES企業の研修について徹底解説!

これまでのブログでも、SES企業の嘘求人や離職率の高さについてはお話ししてきましたが、SES企業の悪いイメージと実情とのギャップはまだまだ拭いきれていません。

そこで今回のテーマは、こちらもよからぬイメージを持たれているSES企業の“研修”です。

「やばい」「意味がない」などといわれているSES企業の研修について、その実情に迫ります!

SES企業の研修はやばい?

ここで少しだけおさらいします。

SESとは、システムエンジニアリングサービスの頭文字を取った略語で、顧客企業に常駐勤務してシステムの開発や保守、運用を請け負う委託契約のことを指します。

顧客企業に常駐勤務(客先常駐)するということで、派遣社員との違いがわからない人が少なくありませんが、SESと派遣社員の大きな違いは雇用形態になります。SESは一般的に正社員採用で、出向のような形で客先常駐するのに対し、派遣社員は派遣会社から仕事があるタイミングで取引先企業に派遣される契約形態です。

さて、このSESですが、顧客企業に出向して実際に業務を行うエンジニアに対して、雇用主であるSES企業は研修をやってくれるのでしょうか。

例えば即戦力として中途採用された経験豊富なエンジニアであれば研修は必要ないかもしれませんが、新卒採用やポテンシャル採用のエンジニアにとって、入社後いきなり出向となることははっきり言って恐怖でしかありません。できることならしっかりとした研修を経て、現場に出向したいですよね。

しかしながら、研修を実施しないSES企業は多く存在します。

中には、募集要項に「研修制度あり」などと記載していながらも、実際には研修を実施しないSES企業もあります。中途採用ならまだ理解できますが、新卒採用のエンジニアに対しても研修を行わない、あるいは行ったとしても形だけの簡易な研修のみというSES企業もあるので、業界的に研修というものが重視されていない傾向があるのかもしれません。

一方、かろうじて行われる“簡易な研修”に関しても、多くの問題を含んでいます。

企業研修の目的は、知識の獲得だけではなく、その知識を使えるフェーズにまで持っていき定着させることですが、SES企業で実施されている研修はその対極にあるようなものです。

その研修というのも均質的な集合研修で、カリキュラムや課題を与えて、その後は、「自分で頑張ってなんとかしてね、何かあったら言ってね」というパターンが多いです。

そもそも集合研修は、社員一人ひとりの業務内容が確定している大企業などには研修の効率化という意味で向いていますが、中小企業では社員一人ひとりの動きや業務内容が流動的且つ可変的なので、集合研修で一律に教えられる内容が実務に役立たないことがあります。研修が行われないことも問題ですが、例え行われても意味がない研修であれば、やらないも同然といっても過言ではないかもしれません。

企業側と求職者側の意識の差!研修があればできるようになる?

SES企業にエンジニアとして就職・転職を考えている求職者の方からすると、「研修制度がしっかりと整っている会社が良い」「研修がしっかりとしていればすぐにエンジニアとして活躍できるはず」と思うでしょう。確かに、基本的なソフトの操作やITパスポート試験に出るような情報処理技術については研修でも教えることができるので、それらを身に付けるような研修は必要があると言えます。しかし、プログラミングに関しては、研修を受ければすぐにできるようになるものでもありません。プログラミングは決して甘い世界ではなく、いかなる研修であっても、2,3ヶ月でできるようになるものではないのが現実です。

というのも、プログラミングで必要なのは技術ではなく“知識”です。プログラミングはクリエイティブな行為なので、どのように作るのかというノウハウよりも、どういうものを作ればしっかり動くのかという発想の方が大事といえます。そして、この発想を支える知識は研修だけで身に付くものではありません。プログラミングの設計やテストの仕方は現場によって違うので、現場でしか学べないものも多いのです。

SES企業の研修が残念な理由

なぜ、SES企業は研修を重視しないのでしょうか。残念な研修になってしまうのはどうしてでしょうか。それを知りたいのであれば、SES企業そのものについての理解を深めなくてはなりません。

SES企業が求めている人材は、自己解決能力のある自立したエンジニアです。

そもそも、SES企業はエンジニアを商材として売り出す人材サービス業なので、エンジニアの雇用主がSES企業だったとしても、活躍の現場は顧客企業になります。つまり、エンジニアは出向した先で孤軍奮闘するわけで、そこで高いパフォーマンスを発揮するためには、自分で考え自分で解決する必要があるのです。

研修を重視しないというのは、手厚く育てると自立心が芽生えないということの裏返しであり、適度に放っておくことによって自分で課題を発見し、自己解決できるように仕向けているのです。

(中には、“あえて”放っておくのではなく、本当に放っておくだけの企業もありますが。)

実際にエンジニアとして現場に入ると、周囲が真剣に仕事をしている空気のなかで質問をすることができず、予定通りに仕事が進まずクライアントとのトラブルになるということもあります。自分から聞くこともできなければ、解決するようなこともできないのであれば現場に入ってから苦労してしまうので、自己解決の訓練として放っておかれているというのが正しい理解です。

エンジニアは、「ただ、放っておかれている」と考えるのではなく、そこから自分がどうするのか、他のことをやらせてくださいと自分から動くこともできるはずです。

「研修が本を渡されただけ」「研修の講師がいない」などと研修に文句いっている時点で、エンジニアに向いていないかもしれません。研修で学ぶような知識は、研修を受けなくてもYouTubeや本から学べる時代です。エンジニアに期待されている役割から考えると、研修や誰かに教えてもらうことに依存しているのは危険と言えるのではないでしょうか。

アンリミの研修について

ここまでSES企業の研修についてお話してきましたが、ここからは私たちアンリミが実施している研修についてご紹介したいと思います。

アンリミにはSES企業としては異例の1ヶ月に渡る研修制度があります。研修は知識の獲得を中心に行い、最終的にはエクセルとITパスポートの試験を達成してもらいます。くれぐれも、“知識の獲得“がメインなので、プログラミングは研修ではやりません。

昔は集合研修で講師の方にお願いをしてプログラミングもやってもらっていましたが、研修内容が現場で役に立たないことが多く、意味のある研修ではありませんでした。

プログラミング言語は更新速度が早いので、研修内容で覚えたことが現場に行ったらすでに古くなっていたということも起こり得ます。それらを踏まえて、研修ではエクセルやITパスポートなど新人エンジニアの方にとって共通して役立つ知識を重点的に教えるようにしています。基本的な知識を身に付けたうえで、プログラミングは本や動画などで個々が学ぶようにしています。

アンリミは経験あるシステムエンジニアやプログラマーの方はもちろん、「パソコンはインターネットやゲームのみしか使用しない」という業界完全未経験の方でも、責任を持って社内研修で一から育成を行います。弊社はエンジニアとして研修制度のあるSES企業で働きたいという希望を叶えます。興味の有る方は気軽にご相談、面接にいらしてください。

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